【ヒロアカ】志賀丸太の名前の理由や歴史の背景!改名後はどうなる?
僕のヒーローアカデミアが炎上!
週刊少年ジャンプにて2014年から連載している「僕のヒーローアカデミア」
通称『ヒロアカ』と呼ばれ、アニメ化もしている大人気漫画です。
そんな「僕のヒーローアカデミア」で炎上騒ぎが起きているようです。
【お知らせ】週刊少年ジャンプ10号(2月3日発売)『僕のヒーローアカデミア』の登場人物「志賀丸太」について、その名前が「過去の史実を想起させる」とのご指摘がありました。命名にあたり、作者や編集部にはそのような意図はありません。
しかしながら、無関係の史実と作品を重ね合わせられることは本意ではないため、作者と相談の上、コミックス収録時に当該人物の名前を変更することにいたしました。
引用:https://www.shonenjump.com/j/2020/02/03/200203_oshirase002.html
今回の騒動について一体何が起きたのか。
解説していきたいと思います。
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志賀丸太とは?
さて、まずは僕のヒーローアカデミアに登場した「志賀丸太」について説明していきたいと思います。
こちらが今回の話題になっている『志賀丸太』
これだけだと、何が炎上する要素があるのか不思議ですよね。
今回の問題は、キャラクター設定にあります。
それはこの人物が「人体実験をするドクター」だったからです。
「人体実験」と「丸太」という名前が今回炎上騒動になってしまったきっかけなのです。
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志賀丸太の炎上の理由!
それでは解説していきたいと思います。
今回の背景には「731部隊」という歴史上の機関が関係しています。
731部隊(ななさんいちぶたい)は、第二次世界大戦期の大日本帝国陸軍に存在した研究機関のひとつ。正式名称は関東軍防疫給水部本部で、731部隊の名は、その秘匿名称(通称号)である満州第七三一部隊の略。
満州に拠点をおいて、防疫給水の名のとおり兵士の感染症予防や、そのための衛生的な給水体制の研究を主任務とすると同時に、細菌戦に使用する生物兵器の研究・開発機関でもあった。そのために人体実験や、生物兵器の実戦的使用を行っていたとされている。
(中略)
元731部隊員の複数の証言によれば、人体実験の被験者は主に捕虜やスパイ容疑者として拘束された朝鮮人、中国人、モンゴル人、アメリカ人、ロシア人等で、「マルタ(丸太)」の隠語で呼称され、その中には、一般市民、女性や子供が含まれていた。ジャーナリストの西野瑠美子によれば、731部隊が性別、年齢層、人種を超えた、幅広い実験データを必要としたためであり、女性マルタは主に性病治療実験の材料になったという。
引用:Wikipedia
これが今回の炎上の背景です。
つまり、「丸太」というのは、歴史的な背景を知っている人にとっては侮辱的な言葉とも言えるわけです。
そして、その「丸太」という名前がついている『志賀丸太』が「人体実験をするドクター」なわけですから、これを「731部隊」と関連づけてしまうのも無理はありません。
志賀丸太は苗字もやばい?!
丸太について説明しましたが、苗字である「志賀」も実は問題があると言われています。
危険な細菌でもある「赤痢菌」は「731部隊」での実験でも使用されていたと言われています。
この赤痢菌を発見した人物が「志賀潔」という人物で、もっとも毒性が強いA亜群を「志賀赤痢菌」とも呼ばれています。
これにより、作者の「名前に史実に関係した意図はない」というのが嘘ではないかと言われてしまっているのです。
改名後の名前は?
今週発売のジャンプで登場した志賀丸太という名前について、歴史的な出来事を想起させるというご意見を多くいただいています。命名にあたり、そのような意図を込めたつもりはありませんでした。ご指摘のお声を重く受け止め、今後は名前を差し替えさせていただきます。
— 堀越耕平 (@horikoshiko) February 3, 2020
個人的には今回の騒動は偶然の可能性も高いと思います。
正直、どんなことでも関連づけようと思えばできてしまいます。
しかし、本人にそんな意図はなくても、周りが騒いだら対応しないといけないのは現代社会の闇ですね。
それにより今回は「コミックス収録時に当該人物の名前を変更」という対応を取ることになってしまいました。
改名後がどんな名前になるのか、わかり次第更新していきたいと思います。
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